歌舞伎町のギャラリー「ギャルリー トラン・デュ・モンド」(新宿区歌舞伎町2、TEL 03-5273-4557)で9月12日、震災で甚大な被害を受けた「三陸鉄道」復興支援のためのチャリティー写真展「忘れ得ぬ東北・ふるさとの鉄道風景」が始まった。
日本鉄道写真作家協会(千代田区)と東北を応援する写真家が主催する同展。三陸鉄道の北リアス線・南リアス線のほか、八戸線や大船渡線など路線別に、震災で姿を変えてしまった鉄道路線の「震災前の鉄道風景」を展示する。参加カメラマンは48人。A4のマットパネルで79点を出展する。
会場を訪れた人からは、「いつか行こうと思っていた」「この場所に行っておきたかった」という感想が聞かれるという。
展示した写真は1点1万円で販売し、作成費を除いた金額(約6,000円)を三陸鉄道(岩手県宮古市)に義援金として寄付をする(展示パネルの現品は全額寄付)。写真展と同タイトルの写真集(2,100円)やポストカードも会場で販売し、印税売り上げは同様に寄付する。併せて、三陸鉄道への応援メッセージカードや義援金募金箱も設置する。
「震災からわずか5日後に無料で復興支援列車を走らせ、沿線住民だけでなく日本全国の鉄道ファンを勇気づけてくれた三陸鉄道の復旧のために、少しでも多くの義援金を集めたいと思っている。ぜひご協力いただければ」と鉄道写真家の中井精也さん。
開場時間は11時~19時(最終日は15時まで)。入場無料。今月22日まで。