新宿タカシマヤ(渋谷区千駄ヶ谷5、TEL 03-5361-1111)11階の催会場で8月23日、「第3回新宿クラシックカメラ博」が始まった。
オーストリアのライカ専門店から、国内は福岡、大阪、宮城など全国より23店舗が出店するカメラの即売会。初日には開店前から60余人の熱心なカメラファンが希少品や目玉商品を求めて行列を作った。
「新宿のタカシマヤで開催するのは今年で3回目。以前は銀座の松坂屋で『中古カメラ市』として8年連続行ってきたが、松坂屋が大丸と経営統合した際、催事を開かないことになり新宿に会場を移した」と写真機商振興会のスタッフ。「会期中の売り上げは1億円になる。百貨店で1億円になる催事はなかなかないはず」と話す。
海外のカメラを扱う店、国産カメラを扱う店、レンズや細かい部品を扱う店など、どのブースもメーカーや機種別に整然と整理されディスプレーされているため、じっくりと観察しながらカメラの品定めができる。カメラのメンテナンスを行う「出張カメラクリニック」(有料)のブースも用意。「デジタルカメラが全盛だが、アナログカメラの愛好家はまだまだ多い。デジタルカメラはシャッターを押せば誰でも写真が撮れるが、アナログカメラは自分でいじったり調整したりして撮影する魅力がある。新しい機種が発売されるとデジタルカメラは価値がなくなってしまうが、アナログカメラはずっと残っていく」とも。
週末の27日・28日にはジャンク品コーナーを開設。27日13時からは「大判カメラ体験教室」と題した写真家・吉野信さんによるトークショーが、28日13時からは「デジタル時代のフィルム写真術」と題した写真家・森脇章彦さんとタレントの林恵理さんによるトークイベントが、それぞれ開催される。
開催時間は10時~20時(最終日は18時まで)。入場無料。今月29日まで。