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早稲田のギャラリーで「小説と文字と紙の展示。」展-小説をアート化

短冊で並べられた「のれん小説」

短冊で並べられた「のれん小説」

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 早稲田のブックカフェ「CAT’S CRADLE(キャッツクレドール)」(新宿区早稲田鶴巻町、TEL 03-3205-4356)のギャラリーで現在、小説家・渡辺元気さんの個展「小説と文字と紙の展示。」が開催されている。

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 渡辺元気さんは1983(昭和58)年東京生まれ。短編小説よりも短い「掌編小説」をさまざまな方法で表現してきた。これまでギャラリーで小説を展示したり、音楽イベントで小説家として参加したり、コースターに小説を書いてカフェや飲食店に無料で提供したりと、小説をアート化し「読ませる」手法で活動する小説家だ。

 同展では大きな手書き風の文字を壁にはわせ読ませる小説や、本棚の裏の壁に貼られた小説、見る角度によって内容が変わる小説などを展示する。「小説はその時その時に書きたいと感じたものを書いているので、一貫したテーマはない。読んでいただいた人に、日常にどのような形であれショックを与えていきたい」と渡辺さん。そのほか、1ページ1文字だけ書かれた「パラパラ小説」や、みんなで続きを書いて参加できる「続き続ける小説」なども展示。

 「小説は難しいものではない。面白くて、楽しくて、ショックを与えてくれて、悲しくさせられて、怖くなって、でもとんでもない力を与えてくれる」とも。

 営業時間は11時30分~22時(日曜18時まで)。火曜・祝日定休。4月4日まで。

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