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新宿東口献血ルーム、震災後の献血者は3割増-「長期的な協力を」

都内最多のベッド数となる献血ルーム

都内最多のベッド数となる献血ルーム

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 紀伊國屋書店本館の隣、都内最大の献血ルーム「新宿東口献血ルーム」(新宿区新宿3、TEL 03-5269-1431)では、東日本大震災後に献血者が急増し通常の3割増となっている。

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 全血献血用6ベッド、成分献血用20ベッドを有する同施設。震災後には平日約230人、休日は約300人、多い日は400人超の来訪者があるという。「待ち時間が通常の2倍になることもある」と東京都赤十字血液センター・企画部の西康明さん。通常は問診から血液検査、採血まで全血献血で40分~50分、成分献血で90分ほど掛かるという。

 「場所柄、飛び込みで初めて利用するという若い人が多くなった」と同献血ルーム管理課の小野拓也さん。通常は30~50歳代の献血者が中心で、震災後は「久しぶりに献血する」という人も多いという。

 1995年の阪神淡路大震災の時も献血者が殺到したという。しかし今は必要量が補われており、血液が不足し急を要する状況ではないという。「医療機関からの血液の要請は現在大きく増減していない。献血で採血した血液には有効期限があり、21日間を過ぎたものは破棄しなくてはならない。このまま集中するとそうした事態になってしまう」と西さん。今回の震災では長期にわたる支援が必要と考えられるため、「数カ月、時期をずらしてぜひ献血に協力してほしい」という。

 献血の手順や詳細はホームページで確認できる。受付時間は10時~18時30分(成分献血は17時まで)。

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