株式会社堀田湯(代表取締役:堀田和宣)は、東京都目黒区上目黒で約66年にわたり親しまれてきた銭湯「大黒湯」を引き継ぎ、「堀田湯 上目黒」として今冬に開業します。本件は、野村不動産ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長:日比野勇志、以下「野村不動産ソリューションズ」)が両者の橋渡し役を担い、大黒湯を銭湯として受け継ぐことが実現しました。
全国の銭湯が半世紀で8割以上も姿を消し、閉業後は建物が取り壊されて別の用途へと姿を変えることも少なくありません。そのなかで私たちは「街の銭湯の灯を絶やさない」という想いのもと、大黒湯を“銭湯のまま”受け継ぐことを選びました。土地や建物の次の使い方として、街に根づいた銭湯を続ける。今回の継承は、その選択を形にするものです。
堀田湯(@hottayu_nishiarai) は1942年、東京・西新井で創業しました。2022年のリニューアル以降も「この街を、温める。」という想いのもと、地域の日常に開かれた銭湯づくりを続けています。上目黒でも、大黒湯が積み重ねてきた時間を大切にしながら、新たな日常を育てていきます。

姿を消しつつある、街の銭湯
厚生労働省の衛生行政報告例(2024年度)によると、「一般公衆浴場」に位置づけられる銭湯は全国で2,730施設。半世紀で8割以上が姿を消しました。家庭風呂の普及に加え、施設の老朽化や経営者の高齢化、さらに湯を沸かす重油の高騰や物価高が重なり、いまも閉業が後を絶ちません。東京都内でも、銭湯は400軒あまりまで減っています。
閉業した銭湯の多くは、建物が取り壊され、集合住宅や駐車場など別の用途へと姿を変えていきます。毎日のように湯に浸かり、顔を合わせてきた場所が、街から静かに失われていく。大黒湯の継業は、その流れに対する、私たちなりのひとつの答えです。
閉業から、継業へ
大黒湯が閉業を決めたと知ったとき、私たちが考えたのは「この場所を、銭湯のまま残せないか」ということでした。野村不動産ソリューションズの橋渡しによりそのご縁がつながり、大黒湯の歴史と面影を引き継ぐかたちで、銭湯として再び湯を沸かすことが決まりました。
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