
池の下主催、『月背真似』が2026年11月3日 (火・祝)にサブテレニアン(東京都 板橋区 氷川町 46-4 B1F)にて上演されます。
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。
カンフェティにてチケット発売中
公式ホームページ
https://www.ikenoshita.com/
■池の下舞踏公演
結成30年という節目にあたり、池の下は初となる本格的な舞踏公演に挑みます。これまで寺山修司作品をはじめ数々の創作を通して、舞踏的身体感覚を演劇へと取り込み独自の表現を育んできました。しかし本作では、その歩みをさらに一歩進め、「演劇」という形式そのものを越え、言葉の生まれる以前の身体、沈黙の記憶、生命の根源に触れる舞踏作品へと踏み出します。
作・演出・舞踏を担うのは池の下代表・長野和文。64歳にして初めて舞踏ソロに挑みます。30年にわたり積み重ねてきた身体訓練、俳優教育、前衛演劇、舞踏研究。そのすべてを携え、いま再び「ひとりの身体」へと立ち返ります。老いゆく身体に刻まれた時間。決して消えることのない記憶。生の燃焼と死の静寂。そのあわいに息づく名づけえぬ感覚を、身体そのものが静かに、そして力強く語り始めます。
■作品紹介
十字架刑を目前にしたイエス・キリストが、オリーブ山の麓・ゲッセマネの園でただ独り祈りを捧げた夜。その祈りは、神の子としてではなく、恐れ、揺らぎ、それでもなお運命を受け入れようとする「ひとりの人間」の祈りでもありました。
舞踏作品《月背真似》は、このゲッセマネの祈りを創作の原点とし、マグダラのマリア、ペトロ、ユダ──イエスを取り巻く人々の魂の軌跡を、言葉ではなく身体によって描き出します。
愛する者を見送る悲しみ。信じながらも逃げてしまう弱さ。裏切りと後悔。赦されることへの希求。そして死を越えてなお人を照らし続ける祈り。聖書に刻まれた物語は、二千年前の出来事ではなく、現代を生きる私たち一人ひとりの内にも息づく普遍的な人間の姿として立ち現れます。
身体は、言葉よりも深い場所に眠る記憶を知っています。舞踏だからこそ辿り着ける沈黙の領域で、一つひとつの呼吸が祈りとなり、一つひとつの静止が魂の声となって響きます。
■長野和文プロフィール
池の下代表。演出家、俳優教育指導者、美術家。東京・浅草生まれ。幼少より油彩を学び、水上敬司(二紀会)の指導を受ける。高校時代には野口三千三に師事し、人間の身体に秘められた根源的な可能性に深く魅せられる。桐朋学園演劇専攻在学中より舞踏に傾倒し、大野一雄に師事。
その後、専門学校や大学で俳優教育に携わる一方、身体ワークショップを継続的に実践し、その活動を基盤として演劇集団「池の下」を結成。寺山修司全作品上演計画やMISHIMA PROJECTなど、独創的な創作活動を展開してきました。身体性と象徴性を融合させた演出は、国内のみならず海外でも高い評価を受け、今日まで一貫して身体芸術の新たな地平を切り拓き続けています。
チケットサイト「カンフェティ」