
株式会社テックスフィア(東京都中野区、代表取締役:碓井 宏典)は、40年以上続くマニュアル制作事業で培った知見を活かし、PDF形式の取扱説明書を残したまま、ホームページ上では修正・更新しやすい形で運用できる新サービス「ManualPress PDF Converter」の先行提供を開始しました。
サービス開発にあたり、当社では関東圏の製造業200社を対象に、取扱説明書のWeb公開状況を独自調査しました。
その結果、取扱説明書をHTML・CMS形式で公開している企業は11社(5.5%)、PDF形式で公開している企業は52社(26.0%)、電子ブック形式は1社(0.5%)、ホームページ上で公開していない企業は136社(68.0%)でした。
この結果からも、製造業における取扱説明書のWeb活用は、PDF形式での公開が中心であり、HTML・CMSを利用した運用はまだ少数である実態が確認できました。
一方で、当社が40年以上にわたり取扱説明書やサービスマニュアルの制作に携わる中では、「ホームページでも取扱説明書を見つけやすくしたい」「軽微な修正でも公開まで時間がかかる」「PDFの改訂が遅れ、Web上の情報が最新ではなくなることがある」といった声も増えています。
そこで当社では、PDFをWebマニュアルへ完全に置き換えるのではなく、PDFを正式版として活用しながら、ホームページ上では更新しやすく運用するという考え方から「ManualPress PDF Converter」を開発しました。
■ 製造業200社を独自調査。取扱説明書のHTML・CMS公開は5.5%

テックスフィアでは2025年前半、約2か月をかけて、関東圏の製造業から抽出した200社の公式Webサイトを当社スタッフが人力で確認し、取扱説明書のWeb公開状況を調査しました。
調査結果は以下のとおりです。
- HTML・CMS形式:11社(5.5%)
- 電子ブック形式:1社(0.5%)
- PDF形式:52社(26.0%)
- ホームページ上で未公開:136社(68.0%)
取扱説明書をホームページ上で公開している企業ではPDF形式が最も多く、HTML・CMS形式で公開している企業は全体の5.5%にとどまりました。
【調査概要】
- 調査時期:2025年前半(約2か月間)
- 調査対象:関東圏の製造業200社
- 調査方法:対象企業の公式Webサイトを当社スタッフが人力で確認し、取扱説明書のWeb公開状況および公開形式を調査
- 調査主体:株式会社テックスフィア
■ PDFは今後も必要。一方で、WebにはWebに適した運用が求められる

PDFは、印刷やダウンロード、社内承認を経た正式版の管理などに適しており、取扱説明書において今後も欠かせない形式だと当社では考えています。
その一方で、ホームページ上では、利用者が必要な情報を探しやすいことに加えて、修正が必要な情報を迅速に更新できる運用も求められます。
従来、Webサイト上でPDF形式の取扱説明書を公開している場合、内容を修正するには、
- 取扱説明書の修正内容を整理
- 制作会社へ修正を依頼
- 原稿やPDFを修正
- 内容を確認
- PDF完成後にWebサイト上のファイルを差し替え
- 公開内容を確認
といった工程が発生します。
軽微な修正であってもPDFそのものの改訂を待つ必要があり、Web上への情報反映までに時間がかかる場合があります。
そこでテックスフィアでは、PDFをなくすのではなく、「PDFは正式版としてそのまま活用しながら、Web上では更新しやすくする」方法が必要だと考えました。
■ PDFの制作フローはそのまま。ホームページ上の取扱説明書を更新しやすく
「ManualPress PDF Converter」は、PDF形式の取扱説明書を、WordPress対応のWebページへ変換するサービスです。

導入後も、PDFは従来どおり正式版として制作・管理します。
一方、ホームページ上にはWordPress形式の取扱説明書を公開し、企業自身がWordPressの管理画面から内容を修正・更新できるようにします。
主に以下の内容を管理画面上で更新できます。
- 本文や見出しの修正
- 画像の差し替え
- 表の編集
- 手順の追加・削除
これにより、PDFは正式版として活用しながら、ホームページ上では必要な情報を必要なタイミングで修正・更新する運用が可能になります。
■ 一般的なPDF変換との違いは、「変換後の運用」を考えていること

一般的なPDFからHTMLへの変換では、PDF内の文字や画像の位置情報をもとに、PDFの見た目やレイアウトをWeb上で再現することが中心となります。
そのため、
- 文字の位置情報が残りやすい
- 不自然な改行が発生する
- PDFのページ単位で文章や手順が分断される
- 変換後の修正がしにくい
といった状態になる場合があります。
「ManualPress PDF Converter」が目指しているのは、PDFのレイアウトをそのままWeb上で再現することではありません。
40年以上のマニュアル制作事業で培った知見と、16年以上のWeb制作・システム開発で培ったノウハウをもとに、取扱説明書の内容や文章の流れを考慮しながら、Web上で読みやすく、修正・更新しやすいページへ変換します。
具体的には、
- 文章の流れを考慮
- 不要な位置情報を抑える
- ページをまたぐ文章や手順を自然に表示
- WordPressで修正しやすいシンプルな構造
とすることで、単に「PDFを変換する」のではなく、変換後の運用までを考えたWebページを生成します。

■ マニュアル制作とWeb開発、2つのノウハウを組み合わせて開発
テックスフィアでは、40年以上にわたり製造業を中心とした取扱説明書やサービスマニュアルの制作に携わってきました。
また、Web分野では16年以上にわたり、WordPressを中心としたWebサイト制作やWebシステム開発に取り組んでいます。
「ManualPress PDF Converter」は、この2つの事業で培ってきたノウハウを組み合わせて開発しました。
単純にPDFをHTML化するだけではなく、「取扱説明書として情報をどのように整理するか」と「Web上でその情報をどのように更新・運用するか」の双方を考慮していることが、本サービスの特徴です。
