新宿区立戸塚第三小学校(新宿区高田馬場3)は4月6日、入学式とともに鉄腕アトムの「特別児童」任命式を行った。
鉄腕アトムは2003年4月7日に誕生し、今日で7歳を迎えた。アトムが誕生した手塚プロダクション(新宿区)は高田馬場エリアにある。高田馬場では商店街を中心に地域通貨「アトム通貨」を運営するなど、2003年よりアトムを応援し続けてきた。「アトムと同じ年度に生まれた子どもたちの小学校入学をアトムとともに祝いたい」という地域の願いもあり、同小学校のPTAが同企画を発案。手塚プロダクションの協力の下、今回の任命が実現した。
任命式では、全校生徒から「アトムくーん!」と呼ばれて体育館に入場。新1年生20人とともに着席した。中山区長がアトムに「新宿区の小学校にようこそ。たくさん友達を作って地域のこと、社会のことを一緒に学びましょう」と激励し、任命書が手渡された。
その後、1年生の教室に移動。担任の先生から「アトムくんの『あ』と同じ、『あいさつ』『ありがとう』『安全な登校』の3つの『あ』を守れる1年生になりましょう」と話があり、新1年生とアトムは緊張した面持ちで耳を傾けた。
アトムは今後、新宿区の小学校の行事や授業に参加する。同区担当者は「環境や命の大切さ、人と人とのつながり、交流などをアトムとともに学ぶことで、子どもたちが地域や社会への関心を高め、知識を深めていくことを願っている」と話す。