広告制作や出版を手がける「ブロックバスター」（渋谷区代々木3）が立ち上げたネットショップ「ニミリ」で販売する「ソラミミブックカバー」が静かな人気を呼んでいる。

　ソラミミブックカバーは文庫本サイズの水色のブックカバー。フェルト地のカバーには耳の形をした切れ込みが入っており、耳の部分に本のしおりを挟むことができる。デザインや素材にこだわり、耳にしおりを挟んだ時のシルエットが顔に見えるよう工夫を凝らした。

　同社の横山さんは、顧客とダイレクトにつながる事をやりたいという思いから、本業の傍ら「ものづくりプロジェクト」としてオリジナル雑貨を扱うネットショップ「ニミリ」を立ち上げた。二ミリは「普段使いの軽さを意識しながら、2ミリくらい愉快になれる『遊び』を持ち味にした」オリジナルブランド。過去にノベルティーグッズ制作会社に勤務していたスタッフと、同社のデザイナーが中心となって同商品を開発した。昨年1月にプロジェクトを立ち上げ、7月に商品が完成。11月にネットショップを開いた。販売開始から4カ月が経過したが、「特に女性からの評判が良い」という。

　3月下旬には、マスクに付けるふきだし型のアクセサリーや、予定を書き込むことができる24時間表示の掛け時計などの新商品の発売も予定。横山さんは「この時計は買った人が自由にカスタムでき、『面白さ』を演出する。会社の会議室に置いてほしい」と話す。

　ソラミミブックカバーの価格は1,360円。