新宿のコニカミノルタプラザ(新宿区新宿3、TEL 03-3225-5001)で現在、コニカミノルタプラザ環境企画展「百年海図巻(ひゃくねんうみずかん)」が開催されている。
同館は毎年この時期に、環境問題をテーマにしたアーティスト作品展を展開する。今年は、テクノロジー、アート、デザインの境界線をあいまいにしながらさまざまなメディア活動するウルトラテクノロジスト集団「TEAMLAB★NET」をフューチャーする。
今後100年間の地球の海面上昇予測を体感可能な時間に縮小し、コンピューター上で創作した仮想の3次元空間を平面に落とし込んだ。日本の古典絵巻のような幅約23メートルの映像インスタレーションで表現。上映時間は10分間程度。
同館担当者は「温暖化による海面上昇を衝撃の映像体験で感じることができる。日本人特有の空間認識を反映させた映像表現が、『エコ』に慣れはじめた我々に改めて地球環境問題について考える機会を提示する」と話す。
会場では、昨年12月パリ ルーブル宮内庭園美術館で行われた「感性kansei-JapanDesignExibition-」で展示した映像作品も再構築して展示。大和絵などの日本独特の表現を、コンピューター上の仮想の3次元空間で再現し映像化、スクリーンを用いて実空間に投影配置する映像インスタレーションとなる。
開催時間は10時30分~19時(最終日のみ15時まで)。今月21日まで。