新宿OZONEで「椅子塾展」-学生・主婦デザインのいすを職人が製作

約30脚の椅子が展示されている

約30脚の椅子が展示されている

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 一部リニューアルを行い「住まいの照明体感ラボ」や「CLUB OZONEスクエア」などを新設した、新宿のリビングデザインセンターOZONE(新宿区西新宿3、TEL 03-5322-6500)で9月3日より、「第11回 椅子塾展」がはじまった。

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 自分がデザインしたいすを一流の職人に作ってもらうことができる「椅子塾」。デザイナーであり塾長の井上昇さんが1999年に設立した。木製いすのデザインと製作を通じ、日本人の人間工学を学ぶ。2010年からはいすの設計やデザイン、製作のほかビジネスサポートのためプログラムや、インテリアライフスタイル展(東京ビックサイト)への参加も始める。同塾にはいすの専門家ばかりでなく、さまざまな分野の社会人、学生、主婦など幅広い層が参加しており、「それぞれがいすの魅力に目覚め、いすづくりに取り組む」(同館の広報担当者)。

 同展では、塾生が作ったいすを紹介するほか、テーブル、棚、照明器具、インテリア小物など約70点が並ぶ。

 出展者は、石川明野さん、柏渕忠さん、島田仁さん、鈴村嘉右さん、石島利樹さん、砂田英史さん、茶谷澄人さん、遠山芳男さん、夏目雄介さん、野崎 雄太さん、福島多香恵さん、堀口善太郎さん、山口博史さん+岐阜県 立森林文化アカデミー学生、山田真一さん、吉崎洋介さん、小野和樹さん、河野伸幸さん、黒田睦さん、井上昇さんほか。

 同館担当者は「いすの人間工学を学び、その理論によって『座り』のメカニズムをとらえたデザインの数々を、デンマークのようにプロの家具職人が作り上げた。さまざまな個性と美しさを持つ、木のいすを実際に座れるように展示する」と話す。

 開館時間は10時30分~19時。水曜休館(祝日は営業)。同5日には、塾長の井上さんを講師に迎え、セミナー「日本の椅子を作る ~人間工学・製造・販売まで~」も開く。今月8日まで。 

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