花園神社(新宿区新宿5)で11月3日より、恒例の「酉の市」が開催される。
酉の市は明治時代に始まり、大鳥神社の祭神である日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東夷征伐の戦勝祈願をし、帰還時にお礼参りをしたことにちなみ、命日である11月の酉の日に行われるようになった。
約1,000灯以上の奉納提灯が並ぶ同神社の境内には、「酉」が「取り」に通じることから、開運招福・商売繁盛・家内安全を願う「飾り熊手」の店64店が境内に出店するほか、境内内と靖国通りの歩道上に約200店の露店も。同神社の酉の市では、商売繁盛を願い熊手を購入する商売人が多く、三本締めの手拍子は師走を迎える街の風物詩となっている。毎年60万人が訪れ、深夜2時まで混雑が続く。また、臨時仮設小屋を建てて興行物を行う「見世物小屋」も登場する。
「一の酉」前夜祭=11月3日、本祭=4日。「二の酉」前夜祭=11月15日、本祭=16日。「三の酉」前夜祭=11月27日、本祭=28日。前夜祭は18時~2時。本祭は12時~2時。