新宿武蔵野館(新宿区新宿3、TEL 03-3354-5670)では10月21日より、英人気ロックバンド「クイーン」のヴォーカリスト、故フレディ・マーキュリーの生涯を綴ったドキュメント映画「フレディ・マーキュリー 人生と歌を愛した男」を世界初公開する。
クイーンは1973年にデビュー。新しいロックのスタイル、躍動感あふれる重厚なコーラスとメロディーは、イギリス国内はもとより日本で絶大な支持を受ける。さらに、オペラロックという音楽スタイルを打ち出し、1975年発表の「ボヘミアン・ラブソディ」は世界的な大ヒットとなった。1991年、フレディはHIV感染による合併症により享年45歳で他界。今年はフレディの生誕60年、没後15年の節目の年となる。映画では、ロックの頂点を極めつつも退廃と贅を尽くしたパーティーの日々、エイズとの闘い、家族、恋人やアシスタント、最初のガールフレンドによって語られている。
新宿コマ劇場では11月14日より12月24日まで、クイーンのロック・ミュージカル「We Will Rock You」が再上演される。昨年、全世界で450万人動員し、同劇場では3カ月のロングランヒットとなった。歌舞伎町の再生を目指す「歌舞伎町ルネッサンス協議会」によるシネシティフェスタ2005の一環として、歌舞伎町1丁目内の街路灯には「街全体がロックになる」をテーマに同ミュージカルの特製フラッグや花が飾られ歌舞伎町のイメージを一新した。
また、「新宿ミラノ1」で11月23日より開催する「東京国際シネシティフェスティバル」では、24日のフレディの命日に1日限りのクイーンのライブ映像を上映。所属レコード会社の東芝EMIでは一連のイベントを「Queen見体験!in 新宿」と題して、同日、歌舞伎町でも映像の上映や献花台の設置を予定している。同社担当者は、「日本での人気は衰えず、こうしたイベントでファンとクイーンの接点が深くなり、これからも音楽を聴き続けていってほしい」と話している。