新宿御苑(新宿区内藤町)では現在、管理事務所前などの園内でカンザクラやカワヅザクラ、シュゼンジカンザクラが開花している。
カンザクラは、ソメイヨシノよりピンクの色味が若干濃く、やや下向きに咲く。カワヅザクラは、開花と同じ時期に葉が出ることが特徴。シュゼンジカンザクラは、淡紅色でソメイヨシノより20日ほど早く開花する(その年の天候により異なる)。
同園での今年の開花日はそれぞれ、カンザクラ=1月27日、カワズザクラ=2月5日、シュゼンジカンザクラ=2月19日。昨年と比較すると、カンザクラ=1月28日、カワズザクラ=2月24日、シュゼンジカンザクラ=3月4日。3品種とも1日~2週間ほど早く開花した。
日本気象協会が今月25日に発表した桜(ソメイヨシノ)の開花予想によると、東京都心部の今年の予想開花日は平年より7日早い3月21日。予想満開日は3月29日。同園では、4月18日に内閣府が主催する「桜を見る会」も行う。
同園管理事務所の職員は「桜が見ごろになると、特に土日は開園時間前から門の外で待っている人がいることも」と話す。「お花見シーズンになると1日に8万人以上が来園するときもあり、広場を横切って歩けないほどにぎわう。今年も多くの人来園してほしいが、木に登ったり、アルコール類を持ち込んだりせずにマナーを守って楽しんでもらいたい」とも。
開園時間は、9時~16時(16時30分閉園)。月曜休園(3月25日~4月24日までは休園日なし)。入場料は、大人=200円、6歳以上15歳未満=50円。