OCアイランド（新宿区新宿6）は11月28日より、作品販売もできるファッション・手芸のSNSサイト「OC アイランド」内で新しいサービス、ウェブ版「フリーペーパー～β版」の提供を始めた。

　同サービスでは、クリエーターの制作秘話やイベント・コンテストの最新情報、企業とクリエーターがコラボレーションした作品提案などファッション・手芸に特化した情報がひと目でわかるもの。実用的な情報も充実させ、多彩なコンテンツを提供。手作り、リメーク、エコ、ボランティアをテーマに、ママ雑誌「nina’s（ニナーズ）」の「nina’s手芸部」とのコラボレート企画も行っている。

　メーンコンテンツの「レシピレシピ」では、同社が発行するフリーペーパー「OCaCa...（オカカ）」に掲載した手芸作品を中心に作り方を紹介する。流行のシュシュや季節に合わせたギフトラッピングの提案などダウンロードできるコンテンツもさまざま。

　同サイトでは、常時4,000点以上の作品をサイト上で発表し、ファッション・手芸愛好者から高い認知を得ている。同サイトを「島」と表現し、会員登録者を「住民」と呼ぶ手法などから、2004年には世界最大のメディア・アート国際フェスティバル「アルス・エレクトロニカ」で、「Prix Ars Electronica -International Competition forCyber Arts 2004」（特別賞）を受賞。新業態のアパレル関連企業として各メディアから注目を集めている。

　同社広報宣伝担当の小笠原郁子さんは「手芸のプロや趣味でのんびり楽しみたい人など、ファッションや手芸好きの人に向けたサイト。販売や発表の機会を提供し、輪を広めることができれば」と話す。