稲荷鬼王神社で新宿ゆかりの文士たちの公開講座-神社と行政がコラボ

小泉八雲の「ろくろ首」が収録された「怪談 小泉八雲のこわーい話(1)」(汐文社刊)

小泉八雲の「ろくろ首」が収録された「怪談 小泉八雲のこわーい話(1)」(汐文社刊)

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 新宿職安通り近くの稲荷鬼王神社(歌舞伎町2、TEL 03-3200-2904)で9月13日、公開講座「新宿わがまち 文士たちの足跡」が開催される。

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 同イベントは、島崎藤村や小泉八雲など新宿にゆかりの文士を、公開講座の形で紹介するもの。同神社の例大祭(9月13日・14日)に合わせて行われる。主催は、新宿を中心とした文学を研究する「大久保ゆかりの文士にふれる会」。

「歌舞伎町ルネッサンス推進協議会」が協力し、新宿歴史博物館の学芸員が講師を務めるなど、「地域と行政が神社を中心に力を合わせるという初めての試み」(新宿区)という。

 内容は同講座のほか、小説「ろくろ首」(著・小泉八雲)と詩「君と遊ばむ」(作・島崎藤村)の朗読会など。9月8日~18日には常設展として戦前の映画館資料や文士に関する書、版画の展示なども行われる。

 同神社は、天保2年に稲荷神社と鬼王神社が一緒になって出来たもの。建設地は当時の大久保村の聖地と呼ばれた場所。「豆腐を断って、撫(な)で守りで治す」という信仰が江戸時代から有名だという。

 講座の開講時間は18時~。

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