東京メトロ副都心線、2週間後に開業迫る-新宿圏でも対応進む

吹き抜け構造の副都心線「新宿三丁目駅」

吹き抜け構造の副都心線「新宿三丁目駅」

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 6月14日開通予定の東京メトロ副都心線開業に向けて、新宿圏はさまざまな対応策が立てられている。

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 副都心線は、池袋~渋谷間を急行運転11分、各駅停車16分ほどで走る新しい地下鉄路線。開業と同時に和光市駅では東武東上線、小竹向原駅では西武有楽町線と直通運転を行い、2012年度(平成24年度)からは渋谷の東急東横線と相互直通運転を開始する予定で、埼玉から横浜までを貫く新たなネットワークに大きな期待が寄せられている。

 新宿区では先月、中山弘子区長と東京商工会議所新宿支部の新田満夫会長が中心となり、「第3回新宿区産業振興フォーラム」を開催し、「副都心線開通を地域発展のチャンスに」をテーマに、副都心線開業による人の流れの変化をチャンスととらえ地域経済の発展につなげるためのシンポジウムを、区内の企業など92社とともに行った。同フォーラムは、新宿区長と企業の経営者などが新宿の産業の現状や展望を語り合うもの。

 同区では同線の乗り入れ個所付近に大手7つの百貨店が林立するために、各店がさまざまな催しを企画し、同線開通に向けて臨戦態勢を整える。伊勢丹新宿店はその中心的存在で、圧倒的な集客力と新駅へのアクセスの良さで同線を「伊勢丹新線」と呼ぶ声もあるほど。同店では現在150億円をかけて改装を行っており、その一環としてデパ地下と同線新駅の入り口を整備した。新宿高島屋でも地下フロアが新駅と直結することで、レストランなどへの集客増を見込んでおり、インテリアの改装を含めたキャンペーンなども企画している。

 新宿三丁目駅は開業に向けて準備を進めており、吹き抜けで開放感をアピールする構内などの整備に余念がない。新駅開業後の乗降客は1日49,000人と試算されており、駅の係員を大幅に増員し対応する予定という。

東商渋谷支部、東京メトロ・副都心線開業で記念シンポジウム(シブヤ経済新聞)人が動く、街が動く-開業目前!東京メトロ・副都心線「渋谷駅」の全容と未来(シブヤ経済新聞)「新宿」を語るシンポジウム-地域住民300人参加(新宿経済新聞)地下鉄13号線の名称が決定-「新宿三丁目」駅付近で開発相次ぐ(新宿経済新聞)

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