新宿にムク材家具のショールーム-茨城の手作り家具店が県外初出店

テーブルを買った客からのオーダーで制作を始めたというシンクをはめ込んだキッチン

テーブルを買った客からのオーダーで制作を始めたというシンクをはめ込んだキッチン

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 家具・雑貨販売を営む駿河屋(茨城県水戸市)は4月24日、リビングデザインセンターOZONE(新宿区西新宿3、TEL 03-5322-6500)に、ムク材の家具とキッチンのショールーム「gankooyaji.net by 頑固おやじ」をオープンした。

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 同店は水戸市とつくば市の2店舗で20年間、国産のムク材にこだわった家具やキッチンを販売してきた。ムク材を使った品質本位の商品群は、「本当に自分の欲しいものは何だろう?」(大原さん)という自問と、「良いものを作りたいとの一心で夜中まで作業をする職人たち」(同)に触発されて作り上げたもの。一時は全国にフランチャイズ8店舗を抱えるまでに成長したが、顧客から「品質が落ちた」と指摘されたことで全フランチャイズを解消したこともあるという。

 製品作りのコンセプトは「100年かけて育った木は100年使えるものにする」。ムク材を職人が手作業で削って組み上げる工程のため、同じ形の商品は無く、大量生産ができないという。

 ショールームは24坪。栗材で作ったダイニングテーブルや、7年前から始めた組み込み式のキッチンなどを展示中で、2~3カ月ごとに展示品を入れ替える。大原さんは「20年かけて作り上げてきた木の美しさ・手触り・香りを、多くのヒトに紹介していきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は10時30分~19時。水曜定休。

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