西武新宿線に8年ぶりの新型車両「スマイルトレイン」-出発式に1,500人

卵をイメージしたデザインの新型車両「スマイルトレイン」

卵をイメージしたデザインの新型車両「スマイルトレイン」

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 西武鉄道(本社=埼玉県所沢市)は4月26日、西武新宿駅(新宿区歌舞伎町1)で新型通勤車両30000系「スマイルトレイン」の出発式を開催した。

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 同車両は西武グループ再編後に初めて投入した8年ぶりの新車車両で、女性社員の声も取り入れるなど、部署の枠を超えたさまざまなスタッフが開発に関わった。「デザインイメージは『卵』、車両名は『人にやさしく、みんなの笑顔をつくりだす車両』の意味」(同社担当者)。

 10時36分に出発する同列車には、30000系「1番列車」に記念乗車しようと、約1,500人の鉄道ファンがカメラ片手に乗り込んだ。出発のシーンを撮影するために集まった約1,000人を含め、同プラットホームは人で埋まり、「本川越行き急行」出発のクラクションが鳴ると、全員から大きな拍手がわき起こった。6歳の男の子を連れて新型車両を見に来ていた女性ファンは、「新しい電車がホームに入って来ると新宿線がパッと明るくなった」と話していた。

 同社社員とともに式典に出席した後藤高志社長は「今までの『黄色い電車』のイメージから脱却したこの車両は、西武ホールディングスの経営改革の象徴」と話し、新型車両の活躍に期待を寄せた。

 同車両は5月に池袋線にも登場し、今後各線に順次投入される。「母の日」(5月11日)にはカーネーションをあしらった特別な30000系電車を走らせる予定もあるという。

西武鉄道西武ホールディングス

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