吉本興業東京本部（新宿区新宿5）は4月1日、歌舞伎町の新社屋で「2008年度新入社員入社式」と「よしもと笑学校文化祭」行い、プレス関係者に建物内部を公開した。

　同本部の歌舞伎町への移転は、新宿区が中心となって行っている再開発事業「歌舞伎町ルネサンス」の一環として行われたもの。花園神社裏手にある旧四谷第5小学校（廃校）の再利用を含む地域の活性化に同社が理解を示し、移転・改修費用に約8億円をかけて廃校利用した新社屋内に同本部機能のすべてを移した。

　第1部の「入学式典」は11時から校庭で行われた。強い日差しと青い芝生がゴールデン街にいることを忘れさせる校庭の壇上では、中山新宿区長や笑福亭仁鶴さんのあいさつ、大崎洋副社長の訓辞、新入社員の決意表明などが行われた。同社所属の人気お笑い芸人、レギュラー、あべこうじさん、ネゴシックスさん、小笠原まさやさん、佐久間一行さんなども駆け付け、軽妙なおしゃべりを披露した。

　第2部では、プレス関係者などを対象とした建物の内覧会「よしもと笑学校文化祭」が行われた。校内の各教室では射的などが楽しめる「ゲーム部」、パイ投げが体験できる「ダンス部」、タレントのオフショット満載の「写真部」、オリジナル料理を展示する「笑作料理店」、「お化け屋敷」など、吉本社員たちが考案したという模擬店が大にぎわい。廊下にはタレントが「笑」の1文字を書いた習字を貼り出し、案内などの係員は全員体操着姿になるなど、同社らしい趣向を凝らした文化祭となった。

　校庭には焼きそばやおでんなどの屋台が立ち並び、校舎の奥ではビュッフェスタイルの昼食が振る舞われるなど、終始和やかな雰囲気でイベントは続いた。

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