国際観光振興機構(=JNTO、千代田区)は2月5日、外国人旅行者の実態や国内の訪問地などをまとめた「JNTO訪日外客実態調査2006-2007(訪問地調査編)」を発行し、外国人訪問先トップに新宿が3年連続でトップになったと発表した。
JNTOは、日本の海外宣伝や外国人観光旅客に対する観光案内、来訪の促進などを行い、国際観光の振興を図ることを目的として2003年に設立された。今回の調査は、日本各地の代表的な空港から出国する滞在2日~90日の外国人13,891人を対象に、インタビュー形式で行ったもの。
都市・観光地別訪問率で新宿は26.7%を記録し1位に輝いた。ベスト5は新宿以下、2位=大阪市(21.4%)、3位=京都市(20.1%)、4位=銀座(15.2%)、5位=渋谷(14.7%)。新宿が1位という結果について、JNTOは「宿泊施設が充実していること、街に独特の雰囲気があること、ショッピングが魅力的」などが大きな要因と分析している。
国別で見ると新宿は英国・香港からの訪日者に1番人気で、中国からの訪日者には大阪・京都の人気が高い。男女別の訪問地では男性1位=秋葉原、女性1位=舞浜(東京ディズニーリゾート)という結果になった。
新宿にずっと住み続けたい-「新宿区民意識調査」(新宿経済新聞)京王新宿店、外国人利用客の対応強化(新宿経済新聞)JNTO