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新宿・落合に「世界樹カフェ&ギャラリー」 障害者就労と地域交流の場

「世界樹カフェ&ギャラリー」のスタッフ

「世界樹カフェ&ギャラリー」のスタッフ

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 カフェとギャラリーを併設した地域交流拠点「世界樹カフェ&ギャラリー」(新宿区中落合1)が1月31日、新宿・落合にオープンする。オープン当初はドリンクメニューのみの提供で、フードメニューは2月中旬から提供予定。

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 新宿区、社会福祉法人「滝乃川学園」、KADOKAWAグループの特例子会社「角川クラフト」による官民連携プロジェクトで、障害のある人の就労の場と地域に開かれた拠点としての機能を併せ持つ。

 施設は、グループホーム「滝乃川学園ともいろ」に併設する別棟として設ける。土地は新宿区が所有し、区の公募を経て滝乃川学園が事業者として選定された。角川クラフトがカフェ運営を担い、行政、福祉、企業が役割を分担して事業を進める。

 KADOKAWA取締役・最高人事責任者の山下直久さんは、同社がプロジェクトに関わる背景として、「職種や立場にかかわらず、創造性を生かせる働き方を意識してきた。その一環として、コーヒーやものづくりを通じた取り組みを選んだ」と話す。さらに、「障害者雇用を『大企業の義務』として行うのではなく、仲間として一緒に何かを作り、社会に貢献していく取り組みにしたい」と話し、同施設でも地域との共生や協業につながる形で展開していきたい考えを示した。

 同施設は、角川クラフトが東所沢で培ってきた焙煎(ばいせん)とカフェ運営を組み合わせたモデルを都心に展開する初のケースとなる。運営に当たって、障害のある人が担い手となることを前提に、設備や作業工程を見直してきた。焙煎機などの機械はオートマチック化し、少人数や重度の障害がある人でも扱えるよう改良。一方、豆の選別など手間をかける工程を取り入れ、作業にかけた時間や手間が味や商品性に反映される仕組みとしている。

 今後は、落合周辺の地域性も意識した運営を予定。周辺はクラフトコーラなどでも知られる地域でもあることから、角川クラフトの河田聡社長は「地元の食材や地域資源を取り入れ、日常の延長線上で立ち寄れる場にしていきたい」と話す。

 カフェでは約20種類のコーヒーを提供し、オリジナルブレンド(350円~)も用意する。フードは広島のベーグル店の商品5種類(480円~)、ランチメニューの展開も予定しているという。

 地下のギャラリーでは、数カ月ごとに展示内容を入れ替える。オープニング期間には、角川クラフトの従業員で、作家としても活動する「こっけ」さんの作品を展示。地元の再開発をきっかけに街並みを描き始め、人をペンギンに例えて日常の風景を表現する作風が特徴。新宿の街並みを描いた新作も展示する。

 営業時間は、平日=9時30分~18時30分、土曜・日曜・祝日=10時~18時。

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