ルミネ新宿ルミネ1（新宿区西新宿1）屋上で10月28日・29日、「ルミネ新宿コーヒーフェスティバル」が開催される。10月5日から行われているサステナブル企画「SMART LIFE－毎日つづく、やさしい気持ち－」の一環。昨年に続き2回目の開催となる。

　期間中、コーヒーショップ12店が出店。関東圏のほか、福岡県や京都府、石川県などからの出店もあるという。同店営業部マーケティンググループの小宮夏子さんは「日本各地のコーヒーショップが集まるので、普段、都内では味わえないコーヒーを楽しんでいただければ」と話す。

　併せて、コーヒーを通じたサステナブルな取り組みも行う。「コーヒーから出る大量の豆かすが環境問題に発展している。そんな現状を少しでも良い方向に変えたいという思いから生まれたのがこのイベント。ただコーヒーを楽しむだけのイベントではなく、コーヒーという身近な文化を通じてサステナブルを知るきっかけづくりにしたい」と小宮さん。

　会場では紙コップごみ削減のため、植物性由来のリユースタンブラーを使う。来場者にはリユースタンブラーを渡し、各ショップでリユースタンブラーにコーヒーをいれてもらう仕組み。昨年はこの取り組みで、約2700個の紙コップごみが削減されたという。

　「コーヒー豆かすアップサイクルプロジェクト」として、会場で出た豆かすを回収してアップサイクルも行う。今年のイベントでスタッフが着用するTシャツは、昨年のイベント開催で回収した豆かすからアップサイクルした繊維で作られたもの。小宮さんは「サステナブルな循環サイクルを体現することで、持続的な活動を目指す」と意気込む。「おいしいコーヒーを楽しみながら、地球に優しいことを考える時間を過ごしてほしい」とも。

　開催時間は10時～17時。期間中、協業企業によるサステナブルなワークショップやトークショーも予定する。