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平和祈念展示資料館で43人が描く空想未来漫画「2100年8月15日」展

「国境がなくなる」©森田拳次

「国境がなくなる」©森田拳次

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 企画展「43人が描く空想未来漫画『2100年8月15日』」が現在、新宿の「平和祈念展示資料館」(新宿区西新宿2)で開催されている。

「43人が描く空想未来漫画『2100年8月15日』」展示の様子

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 43人の漫画家が、終戦から155年後の近未来を1こまで描いた「2100年8月15日」を、前期と後期に分けて紹介する。作品は自身も引き揚げ体験者である漫画家の森田拳次さんの呼びかけに賛同した漫画家たちが、2009(平成21)年から2012(平成24)年ごろに制作したもの。

 2002(平成14)年に有志の漫画家・作家を中心に「私の八月十五日の会」が結成され、2012年に「日本漫画事務局八月十五日の会」として再発足。漫画や絵画の手法で平和を希求するメッセージを普及させ、社会貢献を目的に活動を行ってきたが、2021年7月の解散に伴い、作品を同資料館に寄贈した。

 同展では約80点を展示する。参加作家は森田さんのほか、ちばてつやさん、バロン吉元さん、古谷三敏さん、やなせたかしさんほか。

 同資料館の担当者は「漫画家たちは、時に温かく、時に辛辣(しんらつ)なユーモアで、未来のために私たちは何をすべきかを問いかける。描かれているのは平和、次世代エネルギー、ロボット社会の到来、地球温暖化、多様性社会など。おかしさの中に、どこか笑い事では済まされない怖さが潜んでいる」と話す。

 8月11日~14日には「未来をえがこう 2100年8月15日」と題した夏休みワークショップを特設のアトリエで開き、アーティストが作品づくりを手伝う。10時~16時30分。予約不要。

 開催時間は9時30分~17時30分。入館無料。月曜(祝日の場合は翌日)、8月27日休館。8月14日は開館。会期は、前期=8月20日まで、後期=8月22日~10月1日。

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