新宿経済新聞の2022年間PV（ページビュー）ランキング1位に輝いた記事は、「新宿でアイスクリーム万博『あいぱく』　6年ぶりの夏開催、ご当地アイス一堂に」だった。

化粧品と和洋菓子を展開する小田急百貨店新宿店地下1階フロア

　日本全国からセレクトしたご当地アイスが一堂に集まる「あいぱく TOKYO in SUMMER2022」を紹介した記事で、イベントは8月、新宿住友ビル（西新宿2）三角広場で開催された。2位に「小田急百貨店新宿店が新宿西口ハルクに移転」、3位には上半期ランキングで1位だった香港発の麺店「タムジャイ サムゴー ミーシェン」の記事が続いた。

　ランキングは今年1月1日から12月15日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. 新宿でアイスクリーム万博「あいぱく」　6年ぶりの夏開催、ご当地アイス一堂に（8/9）

2. 小田急百貨店新宿店が新宿西口ハルクに移転　食品、化粧品、高級ブランド柱に（10/5）

3. 新宿に香港発の麺店「タムジャイ サムゴー ミーシェン」　日本初上陸（3/30）

4. 新宿に「新宿横丁」　都内初出店、新業態など飲食6店が集結(2/25)

5. 新宿に「鮨ト酒 日々晴々」　酒のつまみや職人が握るすしをカジュアルに提供（7/22）

6. ニュウマン新宿で「パンまつり」　20店が集結、春限定パンも（3/16）

7. 新宿中央公園で「水と緑のイブニングバー」　ジャブジャブ池も3年ぶり開設（7/15）

8. 新宿でほぼ日「生活のたのしみ展」　3年ぶり、買い物企画にトークショーも（4/28）

9. 新宿のマルイに台湾発ライフスタイル店「神農生活」 期間限定で（9/9)

10. 「代々木ブロードウェイフェスティバル2022秋祭」　屋台メニューアレンジし提供（10/11）

　小田急百貨店新宿店（2位）は新宿駅西口地区開発計画に伴い、10月に隣接する新宿西口ハルクへ移転して営業を再開した。1967（昭和42）年に創業以来、55年営業を続けた老舗百貨店への関心の高さがうかがえる。3位以下は、日本初出店の「タムジャイ サムゴー ミーシェン」、牛タン専門店など新業態4店、都内初出店2店が並ぶ複合型飲食店「新宿横丁」、「毎日をハレの日に」をコンセプトにしたすし酒場「鮨ト酒 日々晴々」と、新宿エリアらしい新規店舗の記事が注目を集めた。

　11位以下では、新宿中央公園で邦画3本を野外上映した「新宿パークシネマフェスティバル」（12位）や、東京都内の商店街を体験できる「大東京商店街まつり」（16位）など、ウィズコロナの下で行われるリアルイベントを紹介する記事がランクインした。北海道産の食材を使い、店内で製麺した生パスタを提供する「麦と卵」や（13位）、伊勢丹新宿店に出店したさつま揚げ専門店「塚田水産」（14位）、ホテル「キンプトン新宿東京」内のカフェが提供するスイーツ「クロッフル」（15位）など、新たな飲食店や味への興味も尽きない。

　東西各エリアで再開発が進む新宿。来年は4月に、ホテルとエンタメ施設からなる超高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」が開業する。西口ではモザイク通りを含む新宿ミロードの営業が終了し、跡地には地上48階の複合施設計画も進む。引き続き、進化を続ける広域新宿圏のニュースをいち早く伝えていきたい。