社交ダンスの大会「All JAPAN Teacher and Student Championships(オールジャパン ティーチャー&スチューデント チャンピオンシップス)」が10月16日、ハイアットリージェンシー東京(新宿区西新宿2)地下1階のセンチュリールームで初開催される。
少子高齢化傾向に伴い、社交ダンスの競技人口も70歳以上が1万人以上と最も多く、若年層になるにつれ減少し、10~40代はそれぞれの世代で2000人未満(日本ダンススポーツ連盟)にとどまっているという。そうした中、プロ・アマチュアの垣根を越えてダンス業界を盛り上げたいという志を持つ経営者が集まる「BDオーナーズクラブ」が、社交ダンスを誰もが楽しめる総合エンターテインメントにしたいと同イベントを立ち上げた。
クワバラダンススクール(渋谷区)で社交ダンスの講師を務める金光進陪さんは「衰退の危機を感じる一方、近年テレビや漫画でダンススポーツが取り上げられ、社会人になってからダンスに興味を持ち、習い始めるという人も増えている。大会のようなひのき舞台に立てることができれば、競技人口も増え活性化につながるのではないかと考え、全国のダンス教室の若手経営者へ結束を呼びかけた」と話す。
スクールなどで社交ダンスを教える先生と生徒が組んだペアで日本一を決める。700人を超える人がエントリーする。併せて、統一全日本ラテンチャンピオンやJCFスタンダードファイナリストら、日本を代表するアマチュア&プロトップダンサーによるスペシャルダンスショー「ALL JAPAN The Live Mix」も行う。
会場にはダンス用品やジュエリー、クリスタル、水素吸入体験など37店舗が出店する「ショップ フィールド」も展開する。
金光さんは「大会を成功させ、社交ダンス界に勇気を与えられたら。社交ダンスを愛する人たちが目標にするような大会へ成長させていきたい」と意気込む。
開催時間は10時~20時。有料席はチケット完売。入場無料の立ち見席を用意する(出場者優先。感染症対策のため混雑時には入場制限の可能性あり)。