東京オペラシティアートギャラリーは7月8日より、「光の魔術師:インゴ・マウラー展」を開催する。
同展は、ドイツの家具メーカー「ヴィトラ社」が運営する「Vitra Design Museum(ヴィトラ・デザイン・ミュージアム)」が企画し巡回しているもので、「照明デザイナーの巨匠」インゴ・マウラーさんの40年に及ぶ創作活動を包括する、初の本格的な個展となる。
マウラーさんは、1932年ドイツ生まれ。1966年に電球の形をしたランプ「Bulb(バルブ)」を発表し注目を集めた後、業務用のクリップで紙を吊るしシェードとした「紙切れ」という名の作品「Zettel'z(ツェッツル)」や、和紙を使用した作品群「The MaMo Nuchies」シリーズなどを発表するほか、ミュンヘンの地下鉄駅構内・空間照明や、「イッセイミヤケ」のパリコレクションステージなど、照明器具のデザインにとどまらない様々な活動を続けている。
同展では、「Lucellino(ルーチェリーノ)」(1992)や「Campari Light(カンパリ・ライト)」(2002)などの初期代表作品から近年のLED技術を使用した作品まで約120点を、マウラーさん本人のインスタレーション構成で展示するほか、マウラーさんによるアーティストトークや、デザイナー・三宅一生さん、nendoさんを招いてのトークショーが開催される。
入場料は、一般=1000円、大学・高校生=800円、中学・小学生=600円。開館時間は、日~木曜は11~19時。金・土曜は20時まで。月曜定休。9月18日まで。