カットフルーツの食べ放題とアフタヌーンティーセットを提供する「タカノフルーツティアラ」（新宿区新宿3）が10月1日にオープンした。

　「タカノフルーツパーラー新宿本店」に併設した新業態。店名はフルーツを宝石のように美しく提供したいという思いから名付けたという。カットフルーツは実演コーナーで、客の目の前で盛り付ける。季節や入荷状況に合わせてさまざまなフルーツを提供する。同本店の佐渡谷毅課長は「お客さまやメディアなどから、これまでに展開してきたバイキングのクローズを惜しむ声や、再開を望む声を多くもらった。現在のコロナ禍や食品ロスなどの社会問題がある中では、従来のバイキング形式の店舗展開は難しいと考えたが、それらの状況にも対応できる『新しいフルーツの食べ放題スタイル』をできればという思いで、新業態を企画した」と話す。

　アフタヌーンティーセットは、1人あたり3段で1つを提供。上段は、ケーキやブリュレ、ジュレなどに仕立てたデザートを盛り合わせた「デザートプレート」で、中段はコンポートやソテーなどを合わせた「フルーツプレート」。下段はサンドイッチやサラダなど「ライトミールプレート」になる。コーヒーまたは紅茶のお代わりは自由とする。

　「SNSでの反響が最も大きく、カットの実演サービスに好評の声が多い。以前のバイキングでは提供していなかったフルーツやさまざまな品種の食べ比べもできると喜んでもらっている。誕生日などの記念日に利用するお客さまも多い」と佐渡谷さん。「素材本来の持つ味わいをたくさんの人に楽しんでもらえたら」と来店を呼び掛ける。

　当面の営業時間は11時～20時(入店最終時間は18時）。料金は5,500円（6歳～12歳は3,300円）。