宿泊しながら新宿産の天然蜂蜜を楽しむ「SHINJUKU Honey Stay(シンジュク ハニー ステイ)」が現在、新宿プリンスホテル(新宿区歌舞伎町1)で開催されている。
同区内にある、身体、知的、精神などに障がいのある人が働く施設のネットワークである「しんじゅQuality(クオリティ)」と連携して行う企画。同ネットワークは2019年、障がい者の就労創出と地域の人との交流を目指し、「しんじゅQualityみつばちプロジェクト」を立ち上げ活動を行ってきた。
同ホテル マーケティング戦略の富岡茂雄さんは「当ホテルは『地域と連携した商品を展開し、新宿地域の取り組みや新たな魅力を発信する』という地域活性化への貢献をミッションに掲げる。新宿で養蜂事業が展開されていることを知って直接企画を相談した。ホテルとの取り組みは初めてと快諾してもらった」と話す。
提供するのは、デラックスツインルームまたはデラックスダブルルーム1泊に、蜂蜜「新宿しQ(シーキュー)ハニー」(50グラム入りの瓶)とオードブルセット、ワイン1本、朝食をセットにしたプラン。富岡さんは「都会のイメージが強い新宿だが、新宿御苑をはじめ公園や街路にもミツバチが蜂蜜を作るための蜜源植物が豊富にある。ワインは同ホテルのソムリエが蜂蜜に合うすっきりとしたオーストラリア産の白ワインをセレクトした」と話す。
富岡さんは「採蜜の方法や生産者の思いなどを学べるようにと、同プロジェクトに関する動画や資料も用意している。新宿の街が一望できる客室で、新宿の味を楽しみながらゆったりとくつろいでもらえたら」と呼び掛ける。
料金は、1人=1万3,945円(1室2人利用時、サービス料・税込み)。来年3月31日まで。