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新宿で「レインボー・リール東京」 世界中のLGBTQ映画を上映

これまでに開催された「レインボー・リール東京」の様子

これまでに開催された「レインボー・リール東京」の様子

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 「第29回レインボー・リール東京」が7月16日、新宿の映画館「シネマート新宿」(新宿区新宿3)で開催される。主催はNPO法人レインボー・リール東京。

過去に開催した「レインボー・リール東京」、会場の様子

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 「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」の名前で1992(平成4)年に始まった、日本のLGBTQコミュニティーの中では最も古いイベントの一つ。運営委員会は、1991(平成3)年に国際連絡会議ILGA(International Lesbian & Gay Association)の日本における支援・参加団体である「ILGA日本」に加盟する非営利団体として発足した。

 レズビアン、ゲイ、トランスジェンダー、インターセクシュアル、バイセクシュアルなどさまざまなセクシュアルマイノリティーをテーマにした作品を、ジャンルを問わず国内外からセレクトし上映する。運営から作品選定、上映交渉、会場セッティングなど、全てボランティアスタッフが担う。

 上映作品の一つ、「世紀の終わり」(ルチオ・カストロ監督作)は2019年に製作されたアルゼンチン映画。バルセロナで偶然出会ったアルゼンチン人とスペイン人男性2人の、20年にわたる愛の記憶を描く。2020年のオーストラリア映画「ストロベリーミルク」(ケイティ・ファウンド監督作)は、外の世界を知らない16歳のクローディアと、家に居場所のないグレースの出会いと夏の日々を描いた物語。共に日本初上映となる。ほかに「ノー・オーディナリー・マン」「親愛なる君へ」「シカダ」「恋人はアンバー」「叔・叔(スク・スク)」「であること」をラインアップする。

 併せて「QUEER×APAC2021~アジア・太平洋短編集~」と題し、ロマンススリラー「フロス」やヒューマンドラマ「リップスティック」などアジア・太平洋地域の新作短編映画を紹介するプログラムをオンライン上映する。配信期間は7月16日19時~7月29日23時59分。視聴料金は1,200円。

 代表理事の宮沢英樹さんは「今年は新宿での実施に続いて、21年ぶりに要望の声が高かった関西エリアでも上映を行う。セクシュアルマイノリティーをテーマとする作品は劇場公開される機会が少ないため、上映を通してより多様で自由な社会を創出する場となることを目指し、映像文化創造にも貢献できれば」と話す。

 チケットは同館のチケットカウンター、インターネット共に鑑賞日の2日前から受け付け開始。料金は一般=1,700円、リピーター割引=1,200円ほか。今月22日まで。

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