東京新宿ライオンズクラブが現在、新宿駅東口広場に設置しているライオン像(愛称「みらいおん」)の募金箱の存在をより多くの人に知ってもらおうと、「みらいおん」をモチーフにしたキャラクターデザインと、ロゴを公募している。
ライオンズクラブは1917年にアメリカ・シカゴで創設され、現在は世界で210を超える国と地域に4万7000クラブがあり、世界最大の奉仕団体として140万人の会員を擁する。東京新宿ライオンズクラブは、1960(昭和35)年5月、日本で180番目、東京で11番目のクラブとして結成された。
ライオン像の姿をした同募金箱は同クラブ結成40周年記念事業として、さまざまな支援の活動の一助を担うとともに、社会奉仕に役立つモニュメントとして設置したもの。お金を投入するとライオンが吠える声とともに「ありがとうございます」の音声が流れる。「歌舞伎町シネシティ広場」には、小さなライオン像が載ったシンプルな形の募金箱(通称「子ライオン」)もある。
同クラブで第61代会長を務める田邊浩嗣さんは「日本の中でも東京、そして新宿は非常に活況を呈し、来街者も多い。そうした街を活動の拠点にしているクラブとして、もっとライオン像の募金箱の存在を知ってもらえたらと前年度(2019年~2020年)、当時の会長の下、ライオン像の名称を募集した」と振り返る。
「クラブのメンバーによる街頭での募金活動やSNSでの情報拡散もあり、想像以上のアクセスがあり、募金額も飛躍的に伸びた」とも。名称は473件集まった中から「未来を志向する」と意味を込めた「みらいおん」に決定した。
今回のキャクラー、ロゴデザインの公募は名称をさらに展開したもの。「みらいおん」はリアルなライオンの顔を模しているが、これをシンプルにデフォルメし、三角形状の募金箱と一体となったデザインを募集する。キャラクターには「みらいおん」「MILION」のロゴをセットでレイアウトする。プロアマ不問で1人3点まで応募可能。最優秀賞、優勝賞には賞金なども贈呈する。
「広報誌やホームページ、各種印刷物へ掲載するほか、グッズへの使用も考えている。今回のコンペをきっかけに多くの方に『みらいおん』、そして当クラブが行っているさまざまな支援、青少年育成事業など社会奉仕活動を知ってもらえたら」と期待を込める。
募集期間は4月12日必着。3月29日までメールにて質問も受け付ける。