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新宿住友ビル三角広場で「ディノアライブ」の恐竜展 実物大の18頭集結

新宿住友ビル三角広場に並ぶ「DINO-A-LIVE(ディノアライブ)」の恐竜

新宿住友ビル三角広場に並ぶ「DINO-A-LIVE(ディノアライブ)」の恐竜

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 恐竜がリアルに動き回り、いくつかのストーリーを演じるライブショー「DINO-A-LIVE(ディノアライブ)」に登場する恐竜18頭を展示する「ディノアライブの恐竜たち展」が12月11日、新宿住友ビル(新宿区西新宿2)三角広場で始まった。

恐竜ミニライブショーで会場に現れたティラノサウルス

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 恐竜を製作した「ON-ART」(東久留米市)社長の金丸賀也(かずや)さんが「日本のものづくりを恐竜で表現したい」と構想し、技術を込めて2007(平成19)年に完成した、ロボットではない「二足で自立して歩く恐竜」が出演する同ライブ。渋谷ヒカリエで2017(平成29)年に行った「DINOSAFARI」を皮切りに、全国5大アリーナツアー「世界一受けたい授業 THE LIVE 恐竜に会える夏」(2018年)、「DINOSAFARI2019」(2019年)を開催してきた。

 今年はコロナ禍で中止となったため、「間近でじっくり鑑賞できるのでは」と「アート(芸術)として恐竜を展示すること」を決めたという。ライブショーでは特別の訓練を受けた「パイロット」と呼ばれる人間が中に入って動き回る恐竜を静止した状態で展示することに「不安だった」が、天井が高く、密閉空間にならない会場との出合いも開催を後押しした。「コロナ禍だからこそできた企画」とも。

 会場では、同社が開発した恐竜型メカニカルスーツ「DINO TECHNE(ディノテク二)の実物で、アロサウルス1号機(全長5.5メートル)、ティラノサウルス1号(全長8メートル)、スコミムス1号(全長9メートル)など17頭と、同社の技術で同イベントのために制作した全長25メートルのバルーン型ブラキオサウルス1頭を展示。運営にはこの1年を通じて学び、実践してきた「ショーイベントにおけるコロナ対策を盛り込んだ」と金丸さん。入場は各時間で人数を制限し、滞在時間を決め、密を避ける展示方法も工夫した。

 演出として約1時間に一度、会場内をティラノサウルスかユタラプトルが動き回る「恐竜出没ミニライブショー」を展開。バイヤーが海外で買い付けた本物の恐竜化石や限定品を売る恐竜グッズショップやクイズラリーも用意する。

 恐竜ライブショーを通じて「エンターテインメント(娯楽)でありながら、エデュケーション(教育)となるエデュテインメントを届けたい」と話す金丸さんは「夕方、日が落ちて外光を取り入れた会場が暗くなると、照明で照らされた恐竜が一段とかっこ良くなる。ミニライブショーで歩く恐竜と出合うことにリアリティーを感じ、言葉にならない驚きと不思議な感覚を体感してほしい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は12時~20時30分(土曜・日曜、12月28日・29日は10時~。最終入場20時)。12月30日は10時~15時(同14時30分)。入場料は、大人(中学生以上)=1,800円、子ども(小学生以下)=1,200円(ウェブ)。大人(中学生以上)=2,000円、子ども(小学生以下)=1,400円(窓口)。ウェブはそれぞれ200円引き。12月30日まで。

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