新宿御苑周辺で9月28日、テークアウトで飲食店を応援するイベント「スマホでテイクアウトスタンプラリー in 新宿御苑エリア」が始まった。
創刊15年目を迎える、新宿~御苑~四谷タウン誌「ジェイジー」を発行するH14(新宿区)が主催する。コロナ禍で集客が落ち込む同エリアや飲食店に対し、感染予防策も兼ね、3密を避けた「ウィズコロナ」での飲食店応援企画として行い、街の活性化につなげることを目指す。
編集長の赤木一之さんは「まだまだコロナの影響で飲食店の集客が伸び悩み、イベントなども少ない中、明るく、楽しめるような企画ができればと考えた。決起集会を行った際には『こうした状況だからこそ地域とのつながりを大切にしたい』と話す店などもあり、一緒に街や店、イベントを盛り上げて行こうと、思いを深めた」と振り返る。
スタンプラリー専用アプリ「furari」をダウンロードして参加する。対象エリアは新宿一丁目を中心に、二丁目、五丁目、富久町と四谷四丁目かいわいで、「Italian Dining ばさら」「江戸蕎麦香名屋総本店」「蒲焼 花園 吉野」「げんかい食堂」など23店が参加する。テークアウト中心だが、店内での飲食でも参加できる。「開催から数日経ったが、参加店自身もラリーをするなど、店同士の交流も生まれている。新しい店の発見にもつながっているようで、うれしく思う」と赤木さん。
アプリ上のスタンプカードに表示されているチェックポイントへ行き、スタンプを集めた人には抽選で「温泉リゾートペア宿泊券」やホテル宿泊券、食品などを進呈する。「同エリアでは毎年秋に『はしご酒』イベントも行っていたが、今年は中止になった。イベントが開催しづらい状況だが、お客さんが街や店に遊びに来るきっかけになれば」と期待を込める。
11月29日まで。