H14(新宿区)が発行する新宿~御苑~四谷タウン誌「ジェイジー」が4月12日、誌面で扱っているエリアの人たちの現状の生活や活動、元気な姿を紹介するウェブサイト「新宿なう」を開設した。
同誌は2006(平成18)年10月に月刊誌として創刊した地域密着型のフリーペーパー。近年は隔月誌としてエリア内の駅や店舗などで約5万部を配布する。同サイトは、新型コロナウイルス対策による緊急事態宣言後、不要不急の外出自粛やリモートワーク、飲食店などの営業自粛で街の人々の状況が見えづらくなる中、人や店とのつながりを絶やさないようその様子を発信することを目指して立ち上げた。
編集長の赤木一之さんは「人物紹介のコーナーを見ている方からは『頑張っている方々の様子を見て元気が出た』『人間ライブラリーのようで面白い』など、参加している方からは『情報発信のためにもぜひお願いしたい』『大変な状況だが、少しでも明るく元気な様子を発信できたら』といった声を頂いている」と話す。
営業自粛によりテークアウトやデリバリーを実施する飲食店も増えたことから、「テイクアウト&デリバリーMAP」も公開し、現在約120軒を紹介する。「掲載店は急きょテークアウトに対応し、その情報を十分に伝えきれていないところもあるので、感謝の言葉をいただくと同時に、利用者からは『知らなかった、行きます』『たくさんテークアウトしてJGエリア(新宿~御苑~四谷)のお店を応援します』などコメントを寄せていただいている。読者や掲載店の方々が、当誌が始めたマップを拡散してくださるのもうれしい」と赤木さん。
「当社のSNSでは実際に味わったメニューも毎日更新している。各店の自慢の料理をテークアウト&デリバリーすることが、外出自粛期間中の楽しみの一つになれば。新たなお店を知り、事態収束後に訪問するきっかけにつながれば」と期待を込める。