若者の下水道事業への関心を深めるためのプロジェクト「東京地下ラボ」を2018年度より実施する東京都下水道局が、2019年度は「下水道の魅力を、クリエーティブの力で若者が再発見」をテーマに、大学生などがグループごとに30秒の動画を制作した。
今回のプロジェクトは2019年8月から、学ぶ、作る、発表するという3段階で構成。公募で募った学生たちに、ワークショップやフィールドワークを通じて下水道への関心、理解を深めてもらい、下水道の先進性などをソーシャル、アート、テクノロジーなどの多角的な視点で掘り下げることを目的とした。
2月12日、CMディレクター中島信也さんらを審査員として成果報告会を行い、参加学生が制作した動画をグループごと(全6グループ)に発表。その中からグランプリを決定し、表彰した。グランプリを受賞したチームには、東京都水道局の広報ツールとして活用し、広く発信していく。
同局総務部長の久我英男さんは「30秒という短い時間で伝えたいメッセージを込めていたので、楽しく見ることができた。伝わりやすさを重視してグランプリを選定した」と話す。