巨大アート作品展示やキッチンカーが出店する「屋台横丁」、ハロウィーンを楽しめる企画を展開する秋のイベントが10月18日、新宿駅南口の「新宿サザンテラス」(渋谷区代々木2)で始まった。
「新宿サザンテラス屋台横丁」に出店するキッチンカーが提供するメニュー(イメージ)
これまでもお月見やハロウィーンをテーマにしたイベントを同時期に行ってきたが、今年は初めて取り組む企画を含め3つのイベントを用意する。同テラス内「小田急サザンタワー」2階エントランスには全長約5メートルの巨大アート作品を展示する。
商業施設や公共空間など東京の街全体をミュージアムに見立てたデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2019」の一環で、都市空間に花と心の空間演出を行うことをコンセプトとする、藤原大さん率いるクリエーティブユニット「プロペラート」と、モノクロドローイングを軸に広告や書籍、雑誌など国内外で活動するイラストレーター・Noritakeさんがイラストと植物を使ってインスタレーションで表現した展示。「小田急ホテルセンチュリーサザンタワー」20階ロビーで関連作品の展示も行う。
小田急電鉄の広報担当者は「もともと当施設のクリスマス装飾を検討していたところ、今回の装飾のフローラを担当するプロペラートに出会ったことがきっかけで、『DESIGNART TOKYO』を紹介いただき出展に至った」と振り返る。
18日から3日間は、同社が加盟する「国際文化都市整備機構」との共同による社会実験を兼ねた「新宿サザンテラス屋台横丁」を行う。同テラス広場には全11種類のキッチンカーから7台が日替わりで出店する。担当者は「町づくりに関心のある企業や学識者が集まる団体。公共空間として利用いただけるような開けた場所なので、屋台が町づくりに及ぼす影響などを検証し、今後の活用に生かせたらと考えた」と話す。たこ焼きや台湾風唐揚げ、スパイスカレー、ビーガンケバブ、クレープなどのキッチンカーが出店し、無料のトークショーなども予定する。
22日~31日は、会場周辺を約900個のカボチャのオブジェで埋め尽くす「PUMPKIN TERRACE」を展開する。25日・26日はカボチャを中心とした秋の食材を使ったフードやドリンクを提供するキッチンカーも出店する。「芸術や食とともに、ハロウィーンを新宿で楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛ける。
開催時間、期間は各イベントに準ずる。