新宿~御苑~四谷タウン誌「ジェイジー」が1月26日発行号で創刊100号を迎えた。発行はH 14(新宿区)。
2006年10月に月刊誌として創刊した地域密着型のフリーペーパー。2012年に季刊誌としてリニューアルし、2013年に隔月刊誌として再リニューアル。現在、都営新宿線「新宿三丁目駅」などエリア内の駅をはじめ、新宿観光案内所や店舗など約850カ所に設置し5万部を配布する。
編集長の赤木一之さんは「当編集部は新宿1丁目(新宿御苑エリア)にあり、初代編集長が同じ町内にあった飲み屋のマスターやお客さんと、地域を活性化させようと盛り上がったのが創刊のきっかけ」と振り返る。
「誌名は、スワヒリ語のジャンボ(こんにちは)の頭文字『J』と、ギョエン(新宿御苑)の頭文字『G』を合わせて『こんにちは、ギョエン』という意味で付けた。英語の『ジャンボ』にも掛け『地域の輪が大きく育つように』という思いも込めた」とも。
毎号特集を組む。赤木さんは「20代後半~30代の女性を中心に、会社員や地元の方々、老若男女幅広い方々に読んでいただいている。ラーメン特集は毎回人気。ここ2年は、11月発行号で翌年のえとにまつわる特集を掲載している。戌(いぬ)年に合わせてエリア内の狛(こま)犬を一挙に紹介した『狛犬めぐり』や、亥(い)年にちなんで新宿~四谷で食べられる猪(いのしし)料理を10品紹介した『猪料理10』などは反響が大きかった」と話す。
創刊100号は「めでたい時に食べたいまぐろづくし」と題したすしや、創刊当初から続く名物連載「御苑人」の出演者全100人紹介など特集7本立て。 「総額100万円相当のプレゼントが当たる」記念企画も誌面と連動して行う。アンケートに回答し、同号に掲載している店舗またはイベントに行き、感想を書いて応募した人に抽選でハワイや沖縄旅行、エリア内の店が提供する食事券などを進呈する。
赤木さんは「昨年からオリジナルデザインのマグカップを販売しているが、新宿の風景をプリントしたTシャツなど地域の魅力が伝わるものも作っていきたい。当誌をきっかけに『新宿街バルウィーク』や『新宿区若者のつどい』など、新宿区のイベントや事業に関わったり、新宿ゴールデン街や荒木町、内藤とうがらしに特化したムックを発行したりしてきたので、今後もそうした活動を展開し、エリアと連動しながら企業や地方自治体のプロモーションも積極的に行っていければ。101号からはさらに面白く、役立つ楽しい誌面を作っていきたい」と意気込みを見せる。