新宿に8月末、Iotを活用したリノベーションマンション「ラ・アトレ御苑内藤町グランガーデン」が完成する。6月2日には、インテリアショップ「ジャーナル スタンダード ファニチャー」が監修するモデルルームも公開された。
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅をはじめとする6駅5路線が利用可能なエリアに立つ築50年のビンテージマンションを、新築不動産販売や不動産管理などを手掛けるラ・アトレ(港区)がリノベーション。今回初めてIotを活用し1棟丸ごと再生した。
Iotとは、これまでパソコンやプリンターなどが接続されていたインターネットに、家電製品や生活環境にまつわる情報を取得するセンサーなどさまざまなモノを接続する技術のこと。同マンションでは「インターホン向けIoTシステム」を導入し、インターホンがインターネットに接続されることで、インターホンからの呼び出し受信や来訪者の確認、対応、オートロックの解鍵などが室内だけでなく、外出先でもスマートフォンで対応できる。
担当者は「緑豊かな新宿御苑に隣接し、都心の利便性と2つの魅力を享受できる環境。内装もリビングにガラス壁を使って空間に広がりを持たせ、自然の緑に囲まれるような演出をした。販売開始時から予想以上の反響で、事前のプロジェクト説明会や、現地モデルルームの内覧会にも多くのお客さまに足を運んでいただいた」と話す。
「間取りから内装、設備仕様に至るまで、女性のニーズを意識した。IoT対応インターホンも含め、女性が安心して暮らせるような商品企画を目指した」とも。
モデルルームを監修した「ジャーナル スタンダード ファニチャー」は、オリジナル家具を中心に、国内外の雑貨やテキスタイルなどを扱う。「古いモノと新しいモノが混在した空間をコンセプトとする同店と、当マンションのブランドイメージが合致していることから監修を依頼した」と担当者。
「当マンションを拠点に、オン・オフともに都心の利便性を享受する『職住近接な暮らし』をテーマに、新宿御苑の緑に寄り添う生活を、訪れた人がリアルにイメージできるよう家具からカーテン、雑貨までトータルコーディネートをお願いした。明るいオーク色のフローリングをベースとした室内に、トレンド感やビンテージ感のある同店の家具や小物を組み合わせることで、おしゃれな空間を創出できたのでは」とも。
地上7階建てで1LDK、2LDKほか全49戸。第1期は完売し、今月23日に第2期の販売を開始。入居は8月末予定。