新宿サザンテラス内にある、宮崎県の首都圏情報発信拠点「新宿みやざき館KONNE(コンネ)」(渋谷区代々木2、TEL 03-5333-7764)が4月28日、リニューアルオープンした。
1998年に営業を開始し20年になる同館。リニューアルオープンに先駆けて行った内覧会では、河野俊嗣宮崎県知事が「2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機に、今後ますます高まる首都圏の活力を本県に取り込むため、当館を活用し宮崎牛や本格焼酎など、宮崎の食の素晴らしさを首都圏で積極的に発信していきたい」と話した。
外観は、みやざきスギの集成材をふんだんに使い、同県のキャッチフレーズ「日本のひなた宮崎県」のシンボルである「ひなたマーク」を配した。
1階のショップには出荷量日本一の焼酎や鶏の炭火焼などの肉加工品を始め、菓子など特産品650品以上をそろえる。新たに設けた催事イベントスペースや大型ビジョンのほか、観光情報コーナーでは、タブレット端末やパンフレットを用意し宮崎の観光についての紹介などを行う。
テークアウトコーナーでは、「メゾン ジブレー」(神奈川県大和市)の江森宏之シェフが監修した「太陽のソフトクリーム」「太陽のスムージ」を提供。中西牧場(都城市)の「甘乳蘇(かんにゅうそ)」を使ったソフトクリームのほか、季節に応じマンゴーや日向夏、ヘベスなど同県を代表する食材を使った商品を展開する予定。
2階は郷土食材を使った和食レストラン「くわんね」がオープン。店名は「どうぞ食べてください」を意味する方言に由来する。壁やテーブル、イスなどみやざきスギを使った山小屋風の店内では、日南の漁師めし「カツオめし定食」(1,200円)などのランチメニューのほか、ディナータイムには、日南市の山奥にある地鶏の銘店「山空」の大将直伝メニューなどを盛り込んだ「ひなたコース」(4,500円~)などを提供する。
担当者は「オープニングでは、イベントや新設のテークアウトコーナーなどの効果もあり、常連の方に加え、若い女性のお客さまにも多くお越しいただいた。立地のよい新宿で宮崎の魅力に触れてもらえたら」と意気込みを見せる。
営業時間は1階=10時~20時、テークアウトコーナー=11時~19時、2階=11時~23時。