新宿の「謎」をテーマにしたテーマパーク「東京ミステリーサーカス」(新宿区歌舞伎町1)地下1階で4月26日から、映画「シン・ゴジラ」とコラボしたイベント「シン・ゴジラからの脱出」が開催される。
もともとネットの無料ゲームを発端に人気のあった「脱出ゲーム」のフォーマットを現実世界に移し替えた「リアル脱出ゲーム」は、現在さまざまな場所で体験型エンターテインメントとして催されている。同施設は世界初、国内最大級の全5フロアで常時8種類以上の謎解き体験ができる場所として、2017年12月にオープンした。運営はSCRAP(渋谷区)。
歌舞伎町に設置された「巨大不明生物特設災害対策本部」の一員となって、ゴジラを攻略するために謎や暗号を解き明かす体験型の同イベント。担当の熊崎真敬さんは「当施設を歌舞伎町にオープンするに当たり、新宿ならではの特別なコラボレーションを模索していた。真っ先にイメージした『ゴジラ』は、日本のエンターテインメントの歴史を作った重要なアイコンであり同エリアの象徴的モニュメントでもあるので、新しい作品を作れたらと思った」と話す。
「深い物語体験を楽しんでいただく同ゲームは、コラボする作品との親和性が最も大事。『シン・ゴジラ』の世界観は、脱出しなければならない理由や立ち向かうべき脅威が何かなど、参加する方により理解していただくことができるので、一層深い体験ができるのでは」とも。
東宝の協力の下、同ゲーム用に作られたオリジナル映像が放映される。「ゴジラが実際に新宿歌舞伎町へ襲来する様子を描いた。大迫力の音と映像の演出を楽しんでいただけたら」と熊崎さん。
「今回は謎解きだけではなく映像、演技、音響演出や美術にもこだわり、より深い没入感のある体験を作った。本当にゴジラが新宿にやってきたとしたらどうするか考えるきっかけにもなれば。日常ではなかなか体験することのできない記者会見体験や官僚体験、自衛隊に指示を出す体験などもできる。参加される方が実際にゴジラを倒す作戦を立て、作戦成功を目指し楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛ける。
開催時間は平日=13時、16時、19時、土曜・日曜・祝日=9時50分、12時20分、14時50分、17時20分、19時50分。チケット料金は前売り=3,300円、当日=3,800円ほか。制限時間は60分、チーム人数は4人。