JR新宿駅新南改札外にある「Suicaのペンギン広場」と「新宿マインズタワー」(渋谷区代々木2)公開空地で3月30日から、エコを本で考える期間限定イベント「新宿南GREEN LABYRINTH(グリーンラビリンス)」が開催される。緑を配した都市型屋外図書館として楽しんでもらおうと、2カ所合わせて約200冊の書籍を並べる。
用意する書籍は、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する取り組みを推進するため設立された組織「UNDB-J」が選定する「生物多様性の本箱~みんなが生きものとつながる100冊~」から絵本50冊と、紀伊国屋書店(新宿区)が「癒やし」「健康」「おしゃれ」「知性」「おいしい」の5テーマで選書するもの。
主催の「新宿南エネルギーサービス」は、新宿新南エリアの百貨店やホテル、オフィスビル、病院などにエネルギーを供給している。同社経営企画部の桑原小百合さんは「イベント開催は初めて。当社の拠点でもあり『ニュウマン』や『バスタ新宿』など新しい施設もできた同エリアを、地域と一緒になってもっと盛り上げていけたら。ビルが立ち並ぶ都会の真ん中で、緑に囲まれながら気軽に本を手に取って楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛ける。
会場では、写真集「必死すぎるネコ」や絵本「もうひとつのどうぶつえん 絶滅どうぶつものがたり」、図鑑、実用書などを並べる。「新宿エリアには、エコヘの関心の高い働く30代女性がたくさんいらっしゃる。本を通じてエコを取り入れた新しい都市の在り方を考えるきっかけになれば」とも。
期間中、同イベント会場の特設受付ほかで、家庭やオフィスで不要になった本を回収し、環境関連団体へ全額寄付を行う「本でチャリティ」も行う。参加者にはオリジナル手ぬぐいを進呈する。
併せて、「Suicaのペンギン広場」でバイオリンやフルートなどアコースティック楽器を使い、電力を最低限しか使わない「ライブラリーエコステージ」も展開する。
開催時間は11時~19時を予定する。参加無料。「ライブラリーエコステージ」は11時~(1日8回、1ステージ約30分)。雨天時は中止(天候回復次第再開)。4月1日まで。