新宿の東口エリアに12月6日、「本」を軸としたリラックス空間とワーキングスペースや個室を提供する「TSUTAYA BOOK APARTMENT(ツタヤ ブック アパートメント)」(新宿区新宿3)がオープンした。運営はTSUTAYA(渋谷区)。
もともと同社のレンタル店があった建物で、新宿には「くつろげるスペース」や「リラックスできる場所」がないという声を元に、本との新たな出合いの演出と落ち着ける空間の創造を目指し、始めた同サービス。
4~6階で総坪数は195坪。4階はコワーキングスペースとして30席と電源やプリンタ、iMacやiPadを完備した。5階はリラックススペースでロッカー、シャワールームを備え、6階の女性専用フロアにはパウダールームや12畳の共有スペースを設けた。42席の座席と男女共用スペースに16、女性専用ブースに16の個室ブースも備える。
書籍は3フロアに計2万冊を配備し、気に入った本はその場で購入もできる。4階は「新宿クリエイティブ」をテーマにビジネス関連やデザイン、建築、人文を、5階は「ライフスタイル」をテーマに旅行、スポーツ、アウトドア、文芸、アート関連を、6階は「ガールズ&ビューティー」をテーマに料理、ファッション、インテリア、美容、キッズ関連書籍を集めた。
担当の東佑香さんは「仕事をしたり、靴を脱ぎ部屋着に着替えてゆったりとくつろぎながら本を読んだりできる場所。部屋着の貸出しやコワーキングスペースで利用できる文具や雑貨も扱っている。本当に欲しい本と出合える空間になれれば」と話す。
同ビル地下1階には同サービスが選書した書籍売り場と日本酒がコラボしたバー「Know by moto」、3階には新宿エリアで最大級の185席あるスターバックスコーヒーも入る。
「バーには日本食の文化や食材、日本酒にまつわる書籍をセレクト。コーヒー店にはインバウンドのお客さまにも手にしていただけるような洋書を基本にセレクトし並べている」と東さん。
「新宿の街の中心にありながら、落ち着ける空間で本との新しい出合いを演出できたら。仕事をしたり、リラックスしたり、女子会を開いたりニーズに合わせて立ち寄っていただけたら」と意気込みを見せる。
24時間営業。料金は、1人1時間500円、6時間パック=2,800円、12時間パック=5,500円(ともにシャワー1人1回付き、すべて税抜き)。個室、女性専用フロア、コワーキング利用料などは別途オプション料金。利用には本人確認書類が必要。