花園神社で酉の市「大酉祭」 飾り熊手など縁起物商う

写真は昨年の「大酉祭」の様子。今年も新宿花園熊手組合の露店が並ぶ

写真は昨年の「大酉祭」の様子。今年も新宿花園熊手組合の露店が並ぶ

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 花園神社(新宿区新宿5、TEL 03-3209-5265)で11月5日、毎年恒例の酉(とり)の市「大酉祭」が始まる。

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 酉の市は江戸時代から続く寺社の行事で、同神社では明治時代から始まった。境内に鎮座する新宿大鳥神社の御祭神である日本武尊(ヤマトタケルノミコト)にちなんで、命日となる酉の日に行われている。酉の市が11月に限られる理由は、宮中行事の新嘗祭と農家の収穫祭の時期に商人の信仰が乗ったからだと考えられている。

 酉の日は12日ごとに巡り、今年の11月は3回巡るため「一の酉」「二の酉」「三の酉」と3回開催される。同神社では前夜祭も含めて毎年約60万人が参拝する。「商売繁盛の熊手を商う露店商のにぎやかな声は、師走を迎える新宿の街に欠かせない風物詩」と同神社担当者。

 境内には1000灯以上の奉納ちょうちんが並び、開運招福・商売繁盛を願う縁起物を商う市が立つ。七福神、大判小判、鯛(たい)などを付けた「飾り熊手」を商う露店は境内に約60店。そのほか飲食を扱う露店約200店が靖国通りまで並ぶ。同神社名物の「見せ物小屋」の興行がある。

 「一の酉」前夜祭=11月5日、本祭=6日。「二の酉」前夜祭=11月17日、本祭=18日。「三の酉」前夜祭=11月29日、本祭=30日。前夜祭は夕方ごろ~翌2時。本祭は昼ごろ~翌2時。

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