高田馬場にある洋菓子・和菓子・パンのプロを養成する専門学校「東京製菓学校」(新宿区高田馬場1、TEL 03-3200-7171)で10月1日、「学生祭」が開催される。
毎年冬に行われる「菓子祭」は、学生や専任教師が菓子やパンなどの作品を展示するなど、学校全体の祭りとして50回以上回を重ねてきた。同イベントは、高校や大学で文化祭が開かれる秋に、学生自らが主体となって行うといい、今年で9回目を迎える。
総務部の佐藤大輔さんは「企画から運営まで、学生が全て手作りで行う一日限りのオープンイベント。知っている方も増えてきて、『菓子祭』と合わせて楽しみに足を運んでくださるお客さまもいらっしゃる。昨年は2200人の来場者があった」と話す。
上生菓子やパンの実演販売や、菓子作りが体験できるコーナーのほか、カフェ、喫茶コーナーなどクラスごとに提供する。「プロを目指す学生たちが、お客さまの目の前で菓子作りの技を見てもらいたいと、ドラ焼きや、モンブランの仕上げなどを見せるデモンストレーションにも力を入れている」と佐藤さん。
展示コーナーには関東近郊の洋菓子店、和菓子店、パン店約20店が出店する予定で、店の紹介や商品などをディスプレーする。ほかに全国菓子大博覧会「お伊勢さん菓子博2017」で最高賞の名誉総裁賞を受賞した和菓子科、長谷川献さんの工芸菓子作品も特別展示する。
「菓子を提供するスタンプラリーなども行う予定。学生が作る手頃な価格の菓子も多く並ぶので、入学を考えている方だけでなく、近所の方、お子さま連れの方にも一日楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~16時。入場無料。