新宿のアートコンプレックス・センター(新宿区大京町1、TEL 03-3341-3253)で9月22日から、1986~1988年生まれの若手作家を集めた「ハチロク,ハチナナ,ハチハチ展」が開催される。
参加する作家は、「変わった動植物など思い浮かんだものを描いている」という大和久真穂さん(1986年生)、アジアの信仰や思想に着目したアクリル画を描く宮間夕子さん(1987年生)、標本をモチーフにさまざまな素材を組み合わせて立体造形作品を制作する森谷勇介さん(1988年生)ら。
同館ディレクターの山下さんによれば、同年代の作家を集めて同空間で展示することにより、新たなイメージや刺激が得られることを期待して企画したグループ展だという。「作品には生まれ育った場所や見てきたものが現れる。生まれた年は1、2年の違いだが、その違いを浮き彫りにする『年代の性格』に可能性を見いだしている。鑑賞者にも新しい印象を与えてくれるはず」と話す。
「当センターは新たなアートの発信地を目指している。これからも作品発表の機会を提供したりワークショップを開催したりすることで、『アート・コミュニティー』の創造と発展を提案していく」とも。
開場時間は11時~20時(最終日は17時まで)。月曜休館。入館無料。10月1日まで。