北新宿の「ドラマチックルーム」(新宿区北新宿2)で現在、手塚治虫原作の「ブラック・ジャック」を取り入れた謎解きゲーム「脱走者緊急手術」が開催されている。参加者がチームを組み、頭や体を使って会場内に仕掛けられた謎を解き明かし、物語を進めていく体験型ゲームとなる。
物語は空から落ちてきた友人を助けるところから始まる。友人はある製薬会社が隠蔽(いんぺい)しているミスを暴こうとしたために命を狙われ重傷を負ってしまった。ブラック・ジャックを訪ねて制限時間60分以内に謎を解き、友人を助けて真実にたどり着くことができればクリアとなる。
主催するよだかのレコードの横森創さんは「謎解きゲームにブラック・ジャックを取り入れた理由は、手塚治虫先生の作品が好きで今回コラボレーションの相談をした。好きな作品はたくさんあるが、謎解きゲームは危機から脱出するという展開が多いため、特に親和性が高いブラック・ジャックを選んだ」と話す。
横森さんから見た新宿の参加者の特徴は、同じ日に複数の謎解きゲームを楽しむ人が多いことだという。「新宿は謎解きゲームを開いている施設が多い。いくつもの物語や施設をはしごして楽しむ方もいらっしゃる。謎解きゲームを遊びやすい地域なので、気軽に参加していただけたら」とも。
公演時間はルール説明を含めて約120分。チケットは、前売り=3,000円、当日=3,500円。小学生未満入場不可。9月24日まで。