インターネット関連事業を手掛けるセプテーニ(新宿区)と野村不動産(新宿区)は、不動産・住宅業界に特化したインターネット広告代理業を主目的とする合弁会社「PRIME X(プライムクロス)」を設立し、7月7日より営業を開始すると発表した。
資本金は1億円で、出資比率は野村不動産=60%、セプテーニ=40%。多業種でのインターネットマーケティングノウハウを培ってきたセプテー二と、業界に先駆けインターネット戦略を推進し、新聞・チラシ広告以上の反応件数実績を得ている野村不動産の両社が、不動産のインターネット広告における潜在的ニーズの取り込みを狙う。
新会社では、インターネット広告代理業のほか、不動産業界に特化した会員組織運営の受託や物件住戸データベースの開発、広告の効果測定などのコンサルティングを行う。同社広報担当者によると、2007年3月を目途に「Web2.0(次世代インターネット)の展開を踏まえた不動産ポータルサイトを立ち上げ、エンドユーザーに向けて働きかける」計画があるという。