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新宿OZONEで「郊外」をテーマにした企画展 シンポジウムとマルシェも

郊外ならではのライフスタイルとその住人を展示で紹介する企画展

郊外ならではのライフスタイルとその住人を展示で紹介する企画展

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 新宿のリビングデザインセンターOZONE(新宿区西新宿3、TEL 03-5322-6500)で3月16日から、「郊外で住みながら働く」をテーマにした企画展「小泉誠と仲間たちが考える 郊外のすゝめ」が開催される。

企画展と連動して週末に開催される「郊外を楽しむマルシェ」のイメージ

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 同展は、展示とシンポジウム、マルシェを通して、「郊外」での住まいや暮らし、働くことについて考えるもの。1960年代、東京の西側をはじめ、各地の大都市近郊に開発が進んだ郊外の住宅地は、当時移り住んだファミリー層の高齢化など人口構成が変わり、空き家や建物の経年変化、劣化などの課題に直面しているという。

 企画した担当の木村さんは「近年、都市部へのアクセスも容易な郊外ならではの価値を新たに見いだし、地域のネットワークや資源を生かして活動に取り組む人たちが増えてきた。住宅地も比較的購入しやすく、若いファミリーが同じ敷地内に2世代で住んだり、住宅の一部を開放してワークスペースや店にしたりしている。地方に移住するほどハードルの高くない郊外は、暮らしと仕事を同時に考えやすい場所なのでは」と話す。

 1階アトリウムでは、団地で週末起業をするシングルマザーや、自宅の一部をカフェとして営む夫婦、実家の一角に建てた庵(いおり)を仕事の拠点にする住人たちのライフスタイルを展示で紹介する。「机や庵など実寸のスペースで展示するので、自分がその中で暮らしているように体感してもらえたら」と木村さん。

 20日はシンポジウム「郊外の未来を考える」を予定する。デザイナーの小泉誠さんをはじめ、街作りやコミュニティーデザイン、カフェ、工務店など、実際に郊外に居住しながら各分野でさまざまなアイデアを実践する5人が登壇し、「郊外は住みやすいのか、働ける場所なのか」について話し合う。

 17日・18日の週末は、東京郊外に住み制作活動を行う、クリエーターや店のオーナーが集うマルシェも開催。焼き菓子やパン、消しゴムハンコ、アロマキャンドルなどの雑貨、野菜を展示販売する。「郊外で職住一体を実践する人たちから直接話しを聞いたり、暮らしぶりに触れたりしてもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 営業時間は10時30分~19時。水曜休館。入場無料。今月28日まで。シンポジウムの開催時間は14時~17時。参加費2,000円。定員200人。

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