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新宿OZONEで「世界のマガジン展」 地域と文化をつなぐローカルメディアに注目

会場となるビジネスラウンジ&ライブラリー

会場となるビジネスラウンジ&ライブラリー

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 新宿のリビングデザインセンターOZONE(新宿区西新宿3、TEL 03-5322-6500)7階にある「ビジネスラウンジ&ライブラリー」で10月27日、「世界のマガジン展」が始まった。

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 世界と日本の建築・住宅・インテリア・デザイン関連の書籍と雑誌を開架している会員専用ライブラリーのコーナーを一般開放して行う同展。地域に密着し地産地消型のライフスタイルを紹介する国内外の雑誌に焦点を当て紹介する。雑誌を通し、サステナブルなライフスタイル、地域コミュニティから派生する新たな文化など生活者主導の暮らしに注目し、その背景や最近の動向を読み解こうとする試み。

 「グローバル化が進む中、日本だけでなく世界でも時を同じくして『ローカルの大切さ』に注目が集まっている。フリーペーパーも含め生活者が発信するメディアは、その地域の食や工芸、伝統文化などを通じ、そこに住む人を捉えることでコミュニティに対する愛着を生んでいる。ライブラリーの柱である『建築』が持つ役割とも近いのではないかと思い、この展示を企画した」と担当の木村さんは話す。

 会場には、「KINFOLK」(アメリカ)、「CEREAL」(イギリス)など海外の雑誌と、「季刊高知」(高知)、「シリエトクノート」(北海道)などの日本の雑誌・新聞、「雲のうえ」(北九州市)、「本と温泉」(豊岡市)など日本各地で発行される地域限定のフリーペーパーなど合わせて約80冊を展示する。

 期間中の12月3日には、「ローカルメディアのつくりかた」の著者でもある影山裕樹さんを講師に招き、セミナー「ローカルメディアの可能性」も開く。実際に各地を取材した体験を基に、観光誘致やコミュニケーションツールなどとして機能する媒体が果たす役割を掘り下げ、地域活性化、まちづくりのヒントを探るほか、展示会場で「おすすめ」のローカルメディアの紹介をする予定。

 「例えば、民族的な衣装のデザインがヒントになって新たなファッションが生まれるなど、生活者が持っている発信力は強い。建物に人が集まって生まれるコミュニティと、コミュニティを育むローカルメディア、2つの共通性を探りながら展示を楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 営業時間は10時30分~19時。水曜休館。入場無料。12月26日まで。セミナーの開催時間は15時~17時。参加費2,000円。定員60人。

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