西武鉄道は4月17日、西武新宿駅と西武池袋駅からレストラン電車「旅するレストラン~52席の至福~」の運行を始めた。
「52席の至福」は、同社100周年記念の「西武鉄道100年アニバーサリー」の集大成と位置付け、首都圏初の「レストラン電車」誕生となる。
同車両は池袋・西武新宿~西武秩父間などを走る観光電車として、土曜・休日を中心に年間100日程度の運転を予定している。
電車の内外装は、木材を使うなど「和」をイメージした建築で知られる隈研吾さんがデザイン。ロゴデザインに古平正義さん、ネーミングは谷山雅計さん、車内チャイムは向谷実さん、車内アナウンスは久野知美さんが担当。
「ブランチコース」は前菜・スープ・メイン・デザートビュッフェの4品。「ディナーコース」はウエルカムドリンク、アミューズ、前菜、スープ、メイン、デザートの6品。食材は埼玉県産を中心としている。
メニューは「ラ・ボンバンス」のオーナーシェフ岡本信さん、「レストラン・ラ・フィネス」の岡本敬三さん、「海鮮名菜 香宮」の篠原裕幸さんが考案し、総監修は「つきぢ 田村」の田村隆さんが務める。
同社広報担当は「通勤電車のラインを走ることで非日常や特別感を感じてほしい」と話す。座席は52席のみ。予約状況はホームページで確認できる。